仕事が変わり、慣れない事をやると時間がかかる。これで大丈夫?と気になると飲み込めない。自信が持てない。「不器用?」と言われた。えっ、私?
「不器用だからこそ、見えることがある。不器用を受け入れて、不器用を武器にすると強い」と教わった。様々な葛藤の末、自分の不器用を思い知り、そうかもしれない、とようやく受け入れた。時間をかけて腑に落ちた。まさに不器用!今でも不器用とはしょっちゅうご対面する。
先日も不甲斐ない思いをした。落ち込んだその翌朝、心をすくい上げてくれる言葉に会った。月刊致知に坂村真民さんの詩「鈍刀を磨く」が紹介されていた。
「鈍刀をいくら磨いても/無駄なことだというが/何もそんなことばに/耳を貸す必要はない/せっせと磨くのだ/刀は光らないかもしれないが/磨く本人が変わってくる…(略)」
鈍刀も私。磨くのも私。「無駄なこと」と言うのも私自身。自分のそんなことば耳を貸さずに、せっせと次に向かおう!私は不器用!
何だか開き直りとも思えるけど、心がスッキリした。