ほっこり

号泣

5年生になる娘の長男が、号泣していると娘からラインがあった。え?

長く乗っていた車を買い替え、新しい車で帰宅の途中、さっまで乗っていた車がなくなっちゃったのが悲しい、と泣いていたそうな。5年生だと言うのになんて繊細な!

彼がまだ5歳になるかならないかの頃、娘と駅まで車で迎えに来てくれた時、チャイルドシートからチョコっと顔を出して「ばぁばちゃん、ようこそ!」小さな男の子が"ようこそ!"と言った、その表情と声は、可愛いすぎて忘れられない。

彼がもっと小さかった2歳の頃の動画がある。私に孫の「おやすみなさい。」のあいさつを送ろうと、娘が彼にカメラを向けた。「ばぁばちゃん、おやすみなさい!」と言ったあと、ハイハイしながらカメラに近づき、「ここから聞こえゆかな?ここから聞こえゆかな?」その声と表情のあどけなさ。娘の「聞こえるといいね。」で終わるその動画を年に一度は見ているかも。「ここから聞こえゆかな?」を聞きたくて。そんなことを考えた彼が愛おしくて。

工作をしている時などは、イメージがはっきりしていて大胆で早い。迷わない。空手は習っているけど、殴る蹴るには弱い。初めての事には慎重。語彙が多い。繊細でビビリ。

優しすぎて大丈夫かな?と思うことがないわけではない。"車ごときで泣くんじゃない"という見方もできる。でも、長く付き合ったものを"愛しく思う気持ち"を持ち続けられたら素敵なことだなぁと思う。今は素直に涙する事ができる彼がいとおしい。

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