先日、「厚生労働省医政局経済課」からマスク2枚が届きました。1人暮らしの私にも2枚。当面1住所に2枚。5,000万世帯に配布!
この膨大な数字がかかる配布計画を実行するには、識者の方々が相当考えたこととは思うけど、「えっ⁉︎布マスクを全世帯に配るの⁉︎」当初は批判、&茶化し派でした。
マスクが買えない人、ドラッグストアの行列に並べない人、ネット通販を利用できない人…に届けるのは意味があるとは思いましたが。
マスクをすでに何十枚も買い込んでいる人にも?あっちこっちのウェブサイトから選んでサッサと買えている人にも?自分で作るのが大好きで得意な人にも?
税金の使い方は難しい。平等の精神を踏みにじってはいけない。膨大な無駄も発生することを覚悟しながら全戸配布に踏み切ったのはどうして?新聞の隅々まで読めば、ちゃんと根拠が書いてあったのかもしれませんが、マスクが手元に届いてから戸惑う私。
厚労省のサイト布マスクの全戸配布に関するQ&A|厚生労働省がありました。
問1 布製マスクを全戸配布する理由はどのようなものですか。なぜ2枚なのですか。
「布製マスクは、使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能なマスクです。店頭でのマスク品薄が続く現状を踏まえて、確保の目途が立った布製マスクを、国民の皆様に幅広く、速やかに配布するために、日本郵便の配送網を活用し、全国の世帯に向けて、1住所当たり2枚ずつ配布することとしたものです。」
なるほど。でも私の知りたかった理由は、3つ目の想定問答「問3 布製マスクに効果はあるのですか?」の3つ目にありました。
「3.洗濯することで繰り返し利用することができるため、店頭でマスクが手に入らないことに対する国民の皆様の不安の解消や、増加しているマスク需要の抑制により、医療機関や高齢者施設などマスクの着用が不可欠な方々にしっかり必要な量をそ届けるという効果。」
これが配布理由の一番最初にあってもいいんじゃない?と思ってしまいました。
花粉症の姉が備蓄していたマスクの恩恵を受け、あちこちから布製マスクのプレゼントをいただき、努力もせずに日々のマスクの心配から解放されている私が、これをただもらいしていいのか?という後ろめたさもありました。
問5 既に十分な枚数のマスクを持っているが、どうすれば良いでしょうか。
「……ご家庭でマスクが多くあるといった理由により、お届けした布製マスクがご自身にとってご不要な場合は、現在世界的なマスクの需給の逼迫が起きていることも踏まえ、例えば身近で必要とされている方に譲るなどの選択肢もご検討ください。」はい。
昨日、ネットの通販サイトで売られているマスクの値段が急激に下がっているとニュースが伝えていました。
そして今日約3ヶ月振りに、我がマンションの1階を専有するSEIYUの陳列棚に、ついにマスクが戻って来ました。ずっと空っぽだったマスクのコーナーに、閉店間際だというのに、布製マスクが売れ残って並んでいました。ちょっと感動。
必死の施策だった布製マスク配布が、"マスク需給の逼迫"から解放された頃に届く。何ともかなしい。
感染の第二波は来るかもしれないし、来ないかもしれない。最悪を想定して準備をするとしたら…非常用持ち出し袋に入れておこうかな。
今夜のお食後は森永製菓の板チョコアイス❣️