つれづれ

出番

中学時代からの友人にMちゃんのこと。中1の時、既に一際大人っぽく、運動神経が群を抜いて素晴らしい人でした。

中学高校と陸上部のエースで、走り高飛び、走り幅跳び、短距離、短距離ハードルとマルチに活躍していました。高校生の時には、県の大会で最優秀選手として表彰されるほどの活躍振りでした。

ずいぶん前から腰、関節を傷めていましたが、2〜3年前から腰椎のすべり症がひどくなり、歩くのも大変な状況になり、介護認定を受けて、ヘルパーさんのサポートで暮らしています。

あの颯爽と跳躍していたMちゃんが、どんなにもどかしいことかと思ってしまうのですが、そこはMちゃんのすごい所、これっぽっちもグチグチ言わないのです。

3月になって久しぶりにMちゃんから電話がありました。お正月明けに、ベッドから起きられなくなり、救急車で入院したというのです。

Mちゃんは関西で1人暮らしです。横浜にお姉様がいますが、新型コロナウィルスの感染拡大で、お孫さんのお世話もあり、身動きが取れません。

「お腹が空くからおやつが欲しい。病院に売店がないの。」部屋が乾燥してるから飴も、と。

入院前からの体重が15kgも落ちてしまったとのこと。体重を増やしたいと。

やっと私がお役に立てる時が来ました!送るよ!送る!

体裁の良い贈答用はかえって困るだろうな。コンビニ的に小さくていろいろあるのがいいかも!ゆず飴、一口羊羹、キューブカステラ、リンツのリンドール5個入り、くるみ餅、おかき、小箱のクッキー…。

一緒に仕事をしている同じ中学からの同級生のUさんにも声をかけ、これをもらったら嬉しいかな、と2人でニヤニヤしながら詰めました。

病院気付で送ったら、「今後は厳禁」とみっちゃんが職員さんに叱られたそうです。はい、反省。「でも飴も、お羊羹も、すごく美味しかったわ〜。」

先日、退院して高齢者用住居に移ったMちゃんから嬉しい電話がありました。「3kg増えたよ。」でもまだまだ目標値に届いていないと言うので、Uさんと一緒に送りました、第二弾!

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